布団の中にいたい

Elasticsearchいじったり、Androidアプリ書いたり。最近は数学の勉強が楽しくなってきました。

「Web API: The Good Parts」を読んだ

新しいことばかりに目を向けすぎていて、今現在活用されている技術についての理解が不足しているなーと思ったので、最近は既存技術の根っこみたいな所を集中して勉強するようにしています。

そんな中でWeb APIは大抵のサービスで活用されているものであり、この所のモノリシックなアプリケーションからマイクロサービスへの移行が各所で進み始める中で、APIについて理解することはより大切であろうと思ったので「Web API: The Good Parts」を読んでみました。

Web API: The Good Parts

Web API: The Good Parts

細かい内容について言及するのは引用の域を超えそうなので、大まかな部分と感想だけ。

本の流れとしては、Web APIとは、といった所から設計・運用であったり、HTTPの仕様についての解説からどういった使い方をすべきか、またはWeb API自体のセキュリティについて言及されています。

私自身は、今まで働いてきた中で何度かAPIの実装や改修などは行ってきましたが、エンドポイントを追加する時などは特に何も考えず、「これの方がAPIっぽい」みたいな形でやってました。実際、これ自体は既存のAPIに似せた形で作ろうという考えだったので、考え方自体は間違っていなかったかも知れないですが、結局の所、曖昧な考えを元にしていたのでもやもやしていました。

「Web API: The Good Parts」では、毎回の項目でAPIの細かい部分について説明しながら、既存の有名なプロダクトのAPIと比較などを行いつつ、選択するのに無難な方を理由を踏まえて説明してくださっていて、自身の曖昧な考えについて、「なぜそうするべきなのか」について明確な回答が得られたような気がします。

公開するようなWeb APIだけではなく、例えば普通のアプリケーションのAjaxで呼ばれる内部APIみたいなものを実装する場合にも参考になる部分は多いと思うので、何かしらWebサービスに関わる方は一読の価値があると思いました。